おこめのこだわり
芳泉農園の”お米”は「食味値 最高評価」
宮城県登米地域は、地域全体で農薬・化学肥料を減らす取り組みに挑戦し、これを実現した「環境保全米」発祥の地であり、お米の最高ランク「特A地区」の評価を受けています。
エコファーマである「ほーちゃんファーム」(芳泉農園株式会社)が作り出すお米は、宮城の誇る食用米代表品種「だて正夢」と「ひとめぼれ」です。よりよい米は、よりよい土壌、よりよい水、よりよい環境と作り手の愛情で作られます。味わいや食感に重点を置いた、安心、安全な米づくりに生涯を捧げてきた職人が、自然の恵みと土づくりから有機肥料など日々さまざまな研究により、こだわり抜いた製法でおいしいお米を作り上げ、皆様のおてもとにお届けしております。
「だて正夢」の特徴
じっくりと、ゆったりと味わっていただきたく、贅沢な時間を演出するプレミアムなお米として、仙台藩主・伊達政宗公を彷彿とさせるその名称に、宮城の復興と食卓の天下取りという願いが込められています。
最大の特徴はもっちり食感で、炊きたてはもちろんのこと、冷めた状態でも味や香りの評価が高いお米です。
噛むほどに甘みが溢れ出し、お米本来の味わいが堪能できます。
「ひとめぼれ」の特徴
「コシヒカリ」を母に「初星」を父に、生まれは宮城県古川農業試験場で、平成3年から栽培された宮城の気候風土に合わせて育成された品種です。
お米につやがあり、適度な粘りとサッパリとした口あたり、まさにおいしさに「ひとめぼれ」の美しく美味しいお米です。
粘り・つや・うまみ・香りのトータルバランスが良いことから、いろいろな料理にぴったりの、いまや全国区の主要品種です。
ほーちゃんファーム 美味しいお米ができるまで...
こだわりの米作りは宮城県北から
登米の気候が"おいしさ"を作ります...
宮城県登米地方は、伊豆沼や北上川など、豊かな水環境に育まれた肥沃な土壌である「登米耕土」が形成されています。お米はもちろん、キュウリやキャベツなど、宮城県内1位の生産量を誇ります
冬~堆肥散布
2月、豚糞堆肥散布から始めます...
作物のことを考えてより良い「土壌」を作るため、時間をかけて発酵・熟成させた豚糞堆肥を冬の時期に散布します。
化学肥料を極力使わない、自然との共生を目指します。
冬~溝作り
さらにプラソイラ作業を...
さらに水抜けをよくするためにプラソイラ作業を行います。
プラソイラは120cm幅に土を滑らせ作溝するもので、硬盤破壊の効果と空隙をつくりだして疎水性を高めます。
春~掘り返し
4月に入り大事な耕起作業です...
地中深く耕すことで、わらや稲株などを微生物によって速く分解させ、肥料効果や殺菌効果も高まります。また、ざっくりと隙間を作ってたがやすことで、自然の生き物を活動させて土を蘇らせます。
春~種まき
育苗は密苗(みつなえ)で...
芳泉農園では、稲作の省力化・低コスト化・労力軽減を実現するために「密苗」技術を取り入れています。少ない育苗箱で同じ面積を植えられるので、箱や倍土運搬などの重労働による身体的負担が軽減されます。
春~田植え前準備
田植え前の代掻き作業です...
代掻きは田んぼに水を入れ土を砕いて均平にしていく作業です。掻きすぎは古い水が溜まったままの田んぼになり、水が腐敗しやすく稲の成長に悪影響を与えるため、掻き過ぎないように低速で行います。
春~田植え作業
前半のメインイベント「田植え」...
前半戦メインイベント田植え作業です。田植機に苗と肥料をセットして準備完了。苗は1箇所3~4本で一株、等間隔に規則正しく植え付けられていきます。田植えと同時に肥料も散布します。連動しているので均一にまくことができます。田植えが無事に完了すると一息つけます。
春~さまざまな管理
梅雨や夏までの田んぼの管理...
田植えのあとは、春先の寒さから稲を守るために田んぼに深く水を入れる「深水管理」、除草剤の散布や「あぜ」の草刈り、害虫対策などが主な仕事です。追肥のためにドローンを使っての作業を取り入れています。
夏~水の管理を慎重に
稲を丈夫にするための作業...
夏真っ盛りには、水の管理がとても重要です。湛水(水をためる)と落水(水を抜く)を繰り返す「間断かん水」などを行い、稲刈りの前まで飽水状態(地表には水がないものの土には充分に水が含まれている状態)を保ちます。
夏~台風・スズメ対策
稲刈りまでの事象対策...
夏台風は日本海側からの風台風が主で、倒伏への対策として深水管理にして稲の振動を抑えます。スズメはお米を食べるだけではなく、籾が固まる前のミルク状の時にも食べられます。 一方でスズメは田んぼの雑草の種子も食べるし、繁殖期には害虫をたくさん食べてくれます。痛し痒し。
秋~収穫
後半のメインイベント「稲刈」...
コンバインでの稲刈りです。コンバインは稲刈り、脱穀(だっこく)、選別、藁処理を同時に行います。根元から刈り取った稲の穂先から、籾を分離する作業が「脱穀」 です。選別された籾はその日のうちに運搬し、乾燥機で乾燥させます。
秋~出荷
フレコンバックで出荷...
乾燥から1週間程おいて冷ましたモノを「籾すり」を行い玄米にします。籾すりの過程で砕けたり割れたりした「くず米」を取り除き、品質の良い玄米を一本1000キロのフレコンバック(米袋)に詰めて一気に出荷します。毎年、取れ高が気になります。