芳泉農園のお米ができるまで
種まき(播種)
登米の桜も満開直前の4月、晴天の中で家族や親戚、総勢11名でお米の種まきを行いました。
育てるお米の種類は、「ひとめぼれ」、そしてもち米の「みやこがね」、飼料米「夢あおば」です。
種もみは種まき前に充分に水を吸わせ、発芽するための準備を終わらせておきます。
種まきには、自動の種まき機を使います。
ベルトコンベアーの上へ苗箱を流し、土を入れ、水を撒いてもみを播き、さらに土を被せます。
慣れた作業なので、みんなの息もぴったり。
そして苗箱はビニールハウスで管理します。
芽がでてからビニールハウスはプールのような状態で苗箱が水に浸かるようにして育苗します。
1ヶ月ほどハウス内で育苗し、そしていよいよ田植えです。
1週間後、苗は青々と元気よく育っています。
無風で曇り空の5月、早朝から準備をして田植えに臨みます。
代掻きしておいた田んぼに6条植の田植機を使って行います。
まずは約2反(20a(アール) )の田んぼにみやこがねこちらは1時間半ほどで終了。
さらに約6反ほどの田んぼにはひとめぼれを植えます。
残りの大部分は飼料米の「夢あおば」を作付けします。
飼料米とは家畜の餌に玄米を混ぜて配合飼料を作ります。
その原料を作るのです。あぜ道ではカエルが通せんぼ。
ふくらはぎまで水に浸かって、水面にはキレイな円模様が。
菜の花の向こうにキャベツ畑、その向こうにひとめぼれの田んぼがあります。
まだまだ小さな苗ですが、秋には大収穫になることを願って…
そしてたくさんの方に召し上がって頂けるように、大切に育てます。
水の管理
夏は水管理が主な仕事。それと畦畔の草刈6月下旬。トンボがかなり飛んでいます。
収 穫
登米の芳泉農園の環境保全米「ひとめぼれ」の稲刈りが完了しました。
この後は、乾燥機で乾燥させ、籾摺りを行います。
あと少しでお客様へお届けすることができます。
収穫は、機械(コンバイン、乾燥機、籾すり機)の準備(始業点検)をします。
・9月下旬ひとめぼれ刈り取り
・10月中旬みやこがね刈り取り
・10月下旬夢あおば刈り取り
いずれも、朝露がなくなる10時頃から18時頃までに作業します。
軽トラックで、籾を運び、乾燥機に入れ、一昼夜で水分22%から14.5%まで下げます。
乾燥機2機が満タンになれば、籾摺りの開始です。
1時間に20俵位、籾から玄米になります。
その後、玄米を色彩選別機にかけ未熟米やカメムシ米を取り除き格付け検査を行い、注文が来たら精米し、出荷します。
皆様の食卓に美味しいお米が届くことを祈って…